夜中の薔薇
あるケミストの本棚
新品
781円(税込)
本の説明
本書は向田邦子が亡くなった直後に出された、最後のエッセイ集となったものである。「父の詫び状」「眠る盃」に続いて読んで欲しい。
私が本書を買ったのは2003年。もちろん文庫本である。本書は2016年に新装版として出版された。新装版の解説は向田邦子ファンの代表的存在の1人、太田光である。太田光の解説を読むためにもう1冊買おうと思う。
<本書説明文より>
気に入った手袋が見つからなくて、風邪をひくまでやせ我慢を通した22歳の冬以来、“いまだに何かを探している”……(「手袋をさがす」)。凛として自己主張を貫いてきた半生を率直に語り、人々のありふれた人生を優しい眼差しで掬いあげる 名エッセイの数々。突然の死の後も読者を魅了してやまない著者最後のエッセイ集。文字が大きく読みやすく、カバーの絵も美しくなった新装版。