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気の毒ばたらき きたきた捕物帖(三)

時代小説SHOW

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1,540円(税込)

本の説明

昔の未解決事件を追う北一  江戸の本所深川を舞台にした捕物シリーズ第3弾。主人公の北一は、文庫(本や小物を入れる紙箱)を振り売りして生計を立てているが、世話になっている貸本屋・村田屋治兵衛に関する28年前の事件を調べ直すことになる。治兵衛の妻が行方不明になったのち、千駄ヶ谷の森で遺体として発見されたという悲惨な事件だが、下手人は捕まらず、謎のまま。  北一は、奉行所の文書係助役をつとめ、桁外れの記憶力を持つ「おでこ」の三太郎から事件の詳細を聞き出し、「きたきた」コンビの相棒・喜多次や新たな仲間たちを加えて、事件の核心に迫る…。  本書には、中編「化け物屋敷」のほか表題作を収録。亡き親分を慕う十六歳の北一が二つの事件を通じて成長していく姿が、物語に温かみと爽快感を添え、読後には快い余韻が残る。登場人物のひとりが語る「解決しない謎は毒だ」という言葉が深く心に響く。
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