チェーン・スモーキング
あるケミストの本棚
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649円(税込)
本の説明
向田邦子とともに、エッセイがすばらしいのが沢木耕太郎。バーボン・ストリートの後にはチェーン・スモーキングか、彼らの流儀か、結局両方読みたくなります。
古書店で、公衆電話で、深夜のタクシーで――。
同時代人の息遣いを伝えるエピソードの連鎖が、極上の短篇小説を思わせるエッセイ15篇。
古書店で手にした一冊の本に書き込まれていた言葉。公衆電話で演じられた人生の一場。深夜にタクシー・ドライバーと交わした奇妙な会話。
……エピソードの断片はさらなるエピソードを呼び寄せ、あたかもチェーン・スモークのように連鎖しながらひとつの世界を形づくる――。同時代人への濃やかな共感とともに都会の息遣いを伝え、極上の短編小説を思わせる味わいのエッセイ15篇。
