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言の葉書房
夢幻能という独自の演劇形式を創造したのは世阿弥の芸術家としての想像力であった。芸術家の創造になる芸術世界としての夢幻能は、現実から独立した異次元の世界という点では夢に似ているが、・・・・・・われわれが現実に持つ素朴な「夢」体験とそれを混同する訳にはいかないのだ。その区別を明確にするために、私は夢幻能 の「夢」と呼ばれてきたものを「夢幻体験」と呼ぶことにしたいのである。
(本文より)