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実は、拙者は。

時代小説SHOW

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759円(税込)

本の説明

「時代小説SHOW」時代小説ベスト10【文庫書き下ろし部門】 第2位 白蔵盈太(しろくら・えいた) 双葉社・双葉文庫 対象期間中の作品は『実は、拙者は。』(2024年5月刊)の1作。 ♪ 時代は享保八年(一七二三年)。江戸深川佐賀町の裏店「市蔵店」に独りで暮らす棒手振りの八五郎。八五郎は、目立ってなんぼの棒手振り稼業にあって、影の薄さが大きな悩みです。 ある夜、巷で話題の謎の幽霊剣士が旗本を襲う場面を目撃した八五郎。その剣士は、なんと長屋の隣室に住む浪人・雲井源次郎だったのです。さらに八五郎自身も、その影の薄さを生かして定廻り同心が私的に飼う「犬」と呼ばれる間者(密偵)を務めていました。普段は町中で普通に暮らしながら、犯罪に関する噂や幕府への批判、打ち壊しの相談など、世間を騒がせる不穏な動きを聞きつけては、同心に密告するという裏の顔を持っています。 義賊、忍び、影御用、幽霊剣士――様々な裏の顔を持つ人物たちが織りなすハチャメチャな展開の中で、ユーモアとペーソスが満載の主人公・八五郎の人物造形が光ります。一気読み必至の面白さを備えた、新感覚の時代小説です。
実は、拙者は。 画像1

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